【PechaKuchaNight Osaka #10を終えて】

今回も100名以上の参加者の方々に集まっていただき、また11名のプレゼンターさんも素晴らしいプレゼンをいただき、
6人の仲間で運営していますが、幸せな時間を過ごせました。
2年半前から10回も続けることができたのは、ほんとにリーダーの中山君はじめ、メンバーにも今まで参加してくれた方々にも感謝です。

今回のペチャクチャ大阪、1点、個人的に思うことがありました。
甲南大学創造マネジメント学部のWESTさんのプレゼンです。
私は「よくやったな」と評価したいなと感じています。
中にはペチャクチャでやる内容じゃないとか、協賛ほしいってヤラシイんじゃないかとかいう意見もあると思います。
そういう意見があるのを踏まえたうえで、よかったなと感じています。

前提として、約10日前に彼女たちが出してきたプレゼンシートは全く異なるものでした。
「WEST」ってどんな活動であるとか、実績とか、今後何するかとか、凹凸がない平坦なものでした。
そこで、アドバイスを3つお話ししました。
①キーメッセージを作る
②ツカミを考えてみる
③学生さんらしく、元気よく楽しんでプレゼンする
その結果出てきたのが今回発表したスライドでした。

 

よかったと思う理由は大きく3点あります。


①最初のスライドからすべてを変えてきました。
驚いたのは、全部変えてきたってこと。私そこまでゆうてなかったですが、写真とかも妥協せず、まったく新しいものを持ってきてました。
素直に、このスライド全部入れ替えてくる「根性」と、会ったこともない知らない人からアドバイス来てそれをすんなり受け入れてよいものにしようっていう「柔軟さ」は嬉しかったです。
普通なんかプライドとかが邪魔してもおかしくない状況です。


②お金支援してなんて普通、あの場であの空気でなかなか言えるもんじゃない!
事前のアドバイスで、キーメッセージを考えようというので確かに「お金ください!」ってメッセージも候補に私は上げましたが、
ホンマに使ってくるとは!?
いろんな団体、NPOさんとかありますが、お金に困っている状況で、
「自分たちは社会にいいことをやっているからお金ください!」って堂々と言ってる団体さんってどれくらいあるのかな?と思います。
きっとそんなこと言うのはヤラシイとか、よくないことだって言うイメージがあると思います。
そんなイメージもぶち壊してくれたのではと思います。
しかし彼女たちは、ほとんど知り合いのいない、年上の人たちばっか100人くらいいる前で、スライド20枚中5,6枚を「お金支援して!」っていうスライドに使いました。
勇気ある選択やし、他の人が真似できるかってなかなかできないと思います。

③間違いなく多くの人にキーメッセージが伝わっている。
たくさんの人の前でのプレゼンですので、私は「伝わる」ことが一番重視されるべきやと思います。
どんな素晴らしいことを言っていても、みんな寝てたりして伝わってないと意味ないです。
逆にどんなしょうもないこと言ってても、終わった後みんなの頭に残っていればあの場では価値があります。
そういう意味でも間違いなく、会場にいた人たちに「いいことやってるからお金ください!」ってメッセージは伝わっていると思います。
その証拠に打ち上げのプチ飲み会でも話題に上がりましたし、コミュニケーションタイムでは彼女たちのところにひっきりなしに人が来ました。
どんな場合でも称賛する人も、アンチになる人もいるのは当たりまえなので、話題に上がってくる時点で勝ちやと思います。
こんな感じで、彼女たちをプレゼンターに選んでよかったなと感じてます。
あ、こんなのを書いているからと言って、次「お金ください!」プレゼンが通るとは思わないでくださいw
こういうのは最初にやるからすごいと思いますし、学生さんがそれをやっているっていうのが一つのキーにはなってるのは間違いないですから。

なにはともあれ、また次は11月か12月に予定してます!
よかったら来てね!

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