「ここがヘンだよ選挙の疑問」 ⑥選挙にかかるお金の話

奈良市議会議員選挙に出てみて、最後のまとめです。

今回の奈良市議会議員選挙に出馬した際の最後の総括記事です。

そう最後は選挙にまつわるお金の話。

昔から選挙には地盤看板カバンがいると言われています。

その中のカバンというのはもちろんお金のこと。

つまりお金ある人じゃないと選挙出れないよってこと。

私も実際に親からの一番の反対はお金の面でした。

どこにお金があるの??っていう点。

そこを今日は全部、私が今回出馬するために使ったお金をさらけ出します

最初に言っておかないとなのが、私はお金持ちじゃないです

親も普通の家庭ですし、なんせうちには4人の子供がいます。

ぶっちゃけ子供達のための貯金は子供に紐付いてしていますが、生活費は毎月カツカツorマイナスです。

そもそも選挙にお金かけれる状況ではないですww

家のローン、車のローンはないのが救いなくらいです。

こんな人でも選挙に出れちゃいます。

中身はどうなっていたのか??

大きく2つ、政治活動に使ったお金と選挙活動に使ったお金があります。

以前のブログでも少し書きましたが、まず大きく「政治活動」に使ったお金と「選挙活動」に使ったお金に分けられます。

「政治活動」・・・・俺はこんな考えだよって伝えていく活動

「選挙活動」・・・・俺に1票入れてくれ活動

ちなみに選挙活動に使用したお金は全て管轄の選挙管理委員会に収支を報告しなければなりません。

まず「政治活動」にですが、

ざっくりと、

①新しいスーツ一式
・普通の紳士服店で一式上から下まで5.6万円くらい

②写真撮影
・奈良市内のスタジオオレンジさんで約5万円くらい
・撮影料とワンカットずつ

③ビラ7万枚
・デザインと印刷込みで20万円ちょいかかっています

④名刺1万枚
・1万ちょい

⑤のぼり
・5000円くらい

⑥拡声器&マイク
・4万円くらい

これくらいです。

つまりは政治活動で35万円くらい

普通に考えて、スーツは含めなくてもいいかもですw

選挙活動にはいくらくらいかかったの??

問題はこちらです。

①供託金
・選挙に出るためにかかるお金です。
・奈良市の場合は500票くらい取れれば選挙後に戻ってきます。
・売名などの候補者乱立を防ぐために、そして候補者になる覚悟を見せるためのお金と思ってもらえればいいです。
・市議会議員の場合30万です。ちなみに市長の場合は100万円!!
・妻のあばあちゃんからお借りしました。終わったらすぐ返すのでという形で・・・。

②ポスター代
・奈良市の場合は市内608カ所に掲示される候補者ポスター掲示板に貼るためのポスターです。
・ある一定額までなんと公費補助です!奈良市の場合は約60万円ほどまで。
・私の場合はデザイン費、印刷代、紙代等合計で50万円ほどでした。

③選挙ハガキ印刷代
・選挙ハガキを印刷するための費用です。
・デザインはポスターと同じにし、デザイン代はハガキとしてかかっていません。
・ハガキを送るための郵便代は公費補助です!
・約2万円

④タスキ代
・「選挙活動」に使う自分の名前が書かれたタスキ
・約5000円

⑤画鋲代
・ポスター貼る時の画鋲
・約6000円
・結局ポスターの糊がしっかりしていたので、あまり必要なかった。

・・・・・・

こんなもんです。。。

スタッフも全員ボランティアさん、その時の飲食ももちろん各自。。

事務所持たない、選挙カー使わない方針やったので本当にこれくらいです。

む、むしろあえていうなら期間中歩きまくって取った水分代は1万円以上いってるのでは・・・・。

選挙をよくご存知の方なら、ふざけるなって怒られるかもしれません。。

合計80数万円ですが、

①は2000票いただいたので戻ってきました。

②は公費補助費用内なのでもちろん自腹なし。

つまり「選挙活動」の自腹額は3万円くらいです。

自腹代で言えば、選挙活動でなかなかお金かかっていたのはAmazonでこうた画鋲代やないか!!w

普通なら何にお金がいるのか??

何度も口を酸っぱくしてゆうてますが、選挙カーも上限はありますが公費補助対象です

事務所をもつと、こちらにプラスで50万円くらいかかってきます。(看板やらなんやらで下手すると100くらい)

事務所の電話代、光熱費などもかかります。

選挙カーは公費で出ますが、選挙カーの装飾代、足でる部分もあるのでプラスで15万円くらい。

政治活動で新聞折り込みを奈良市中に撒くとすると、1撃大体印刷代と折り込み代で100万円です。

そうなると、自腹でやはり100万以上はかかるのかもしれません。

選挙のお金のまとめ

今回私が4.500票差で落ちたのはこれら事務所やら選挙カーにお金をかけなかったからという考え方もできるかもしれません。

しかし、そういったお金をかけなくても2000票取れたという考え方もできます。

私は後者だと感じています。

事務所も選挙カーもどれくらいの効果があるのかって測定がなかなかしにくいですし、されていないのがこの業界です。

私は自分が落ちた原因はここではなく、もっと違うところにあると考えています。

今回の記事で1番伝えたいのは工夫すればいくらでもお金かけずに選挙出れますってこと!

これを読んで、地方のこととても気持ちが強いけど、

お金のせいで選挙ためらっている人とか1人でもチャレンジしたいって思ってもらえればとても嬉しいです!

あ、ちなみにお金を集める手段として寄付があります。

私も今回、何人かの方々に寄付をいただきました。

いただいた方々からは、金額云々よりもとても気持ちの上で考えさせられるものがありました。

本当にありがとうございました!

 

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