【新クリーンセンター建設に向け大きな進展】

5月2日の金曜日、奈良市役所の正庁で「第70回奈良市クリーンセンター建設計画策定委員会」が開かれました。私は第66回から策定委員の一人として参加しています。

そもそも、今の奈良市の清美工場(ごみ処理施設)は建設から40年以上が経過し、老朽化が激しい状況です。さらに公害調停というものがあり、現地建て替えは不可能な状態。20年近く、色々なことがあり、候補地選びが難航。70回という回数を重ねていた状態です。

今回は前回までに7つの候補地まで絞り込み、私も他の委員も現地視察など行い、各候補地に評点をつけるということを行いました。評点に関しての積み残っていた点を協議した後、事務局によって採点。あくまでその評点は客観的な指標であり、ここ2.3回の策定委員会で協議を重ね、誰が採点しても同じ点数になるというものです。

結果、7つの候補のうち七条地区が505点、北之庄町が456点、大和田町が453点となりました。この結果を受けてどのように市に答申(意見を申し述べること)するかはまだ決まっていませんが、この順位と点数付け自体が答申であると委員長も仰られていました。今後、答申を受けて市が判断、議会にかける形になります。まだここからも建設までハードルはあります。

現地の視察も行って、やはり2.3候補はやはり断トツに条件がいいと感じましたので、この結果も妥当であるかと感じます。この奈良市の今の最大の課題に大きな一歩であるのは間違いないです。

ただ残念でしたが、ある一人の委員は資料を読まれてきたのかもよくわからず、さらに現地の視察もキャンセルされたとのことでした。どのような気持ちでこの委員会に臨まれているのか、正直訳が分からないです。

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