天理市長選挙、天理市議会議員補欠選挙が無投票に。このことををどう考えるか??
久々に政治の話書きます。
7月の選挙中や選挙後に、奈良市の政治のことを書いてましたら、
よく「分かりやすかった!」と今でも声かけられる(特に女性!)ので、
これからも政治のこと(特に奈良市のこと)を気が向いたら書いていこうと思います。
そんなことを思っているの中で、先週末奈良県内で政治に関して大きな選挙が公示されました。
天理市長選挙&天理市議会議員補欠選挙
なんとこの選挙、無投票で投票日を迎えず公示日で決着となりました。
つまりは、両選挙、枠が1人に対して両方とも立候補者1人。
そのまま投票なしでその立候補者に決まりました。
皆さんそのようなことになっていたのをご存知だったでしょうか??
このことについどうしてもやるせない思いになったので書きます。
そもそも天理市の並河市長とは・・・
天理の市長は並河健市長です。
官僚経験もありますし、現在38歳の県内でも若手の市長さんです。
出身は大阪府で一見、奈良にゆかりがないです。
あえて言うなら東大寺学園に中高通われていた点で奈良と関連があります。
天理市長になる前に、奈良2区で日本維新の会公認で衆議院選挙に出られています。(高市早苗氏に敗れる)
その後前市長の後継指名受けて天理市長に当選されました。
最近では天理駅前の広場を整備、「コフフン」という広場にして、
ガラッとした駅前のイメージを一変、市民が集まる空間にされたのが有名です。
また、早くから私の好きな(?)テレワークの拠点を商店街の中に作られました。
また、私個人としても、以前2030年会のイベントで登壇いただき、
市長から直接様々な施策を聞く機会や交流会を行いました。
その際もとても好意的に参加いただいたことを覚えています。
個人的な意見としても町のことを色々考え実行される方であると言うイメージを持っています。
しかしながら、あることで全国的にも注目を受けることになります。
今回の選挙直前の8月末、
奈良・天理市長、公務の出張中にデリヘル利用「違法行為はなかった」
確かにちょっと選挙前やし何かの意図的なものは感じなくもないですが・・・
それを受けての今回の選挙が無投票に。
私の意見としては、上のような報道があったから天理市の並河市長はよくない・・・
そう言うことは思ってはいないですし、そんな市長が市政をまた背負うのが許せないとか伝えたいことではないです。
並河市長のイメージとしては、上記のイメージが報道後も変わっているわけではないです。
(今回の報道ではなく、違う点でちょっと・・・と感じている面はあります)
それよりも、この政治という業界での人材ってやっぱり不足しているのだという気持ちを強く持ちました。
選挙前のあれだけの全国的な報道。
政治家として結構致命的になってもおかしくないです。
確かに並河市長は人気もありますし、ちゃんと実績も積まれていると思います。
1ヶ月前でよっぽどのことがないと勝てないのは間違いないです。
それでも気概を持って「天理のために」って考える人が出てきてもおかしくないのではとも思います。
実際、今回の報道で女性の方々のイメージはどうなったかとか、
そして天理を愛している人は「天理の名前に傷がついた」と感じる方もいらしているはずです。
そういった方々の「思い」はどうなったか??とやるせない気持ちです。
4年に1回のことですから。
もっとやるせないのは市議選です。
市長選はきっと対抗出たとしても並河市長が勝たれたと思います。
そこまで勝率の低い戦いにチャレンジすることが難しい気持ちもわかります。
ただ100歩譲っても、こちら市議選が無投票になったのはほんともったいないです。
こちらは誰が勝つのかほんとわからないです。
「勢い」と「思い」だけでも戦えたのでは??と。
まとめ
天理市は6万6千人。
有権者は5万人ちょっと。
もし対抗馬が出ていたら、少なくとも3万人近くの方が「天理市について」、そして「政治について」考える機会になったはずです。(ココが一番言いたいことです)
確かに、選挙をやるための費用が浮き、結果実績のある市長が再任されたので良いのではという意見もあると思います。
個人的には、そうではなく、市民全体で「ギロン」されるべきであった機会を飛ばされたことはどういうことなのか、今後も見て行きたいと思います。
天理市では奈良市と異なり、市長選挙と市議選挙は別々で2年後に市議会議員選挙があります。
ぜひこの時までにいろんな思いで戦う人、チャレンジする人がどんどん出てくるのを激しく希望します。
ちなみに、ちょうど今日天理市に行ってきました。
また今度そのレポート書きます!